当ギャラリーを含む、病院、レストラン、眼鏡店などを総括する深作秀春氏の展覧会を開催いたします。
深作氏は、眼科外科医として世界の第一線で活躍しながら、芸術家としても創作活動を展開し、多種多様な表現で独自の世界を描いています。
2023年頭に大変好評でした白内障に冒されたモネについての展示「眼脳芸術論展」。今回はリクエストにお答えし「眼脳芸術論展ドガ編」として視力を失いつつも制作し続けたドガについての展示をいたします。
深作氏の著書「眼脳芸術論」とは2012年〜2014年美術雑誌「美術の窓」に連載した「眼と脳がアートを創造流」を加筆修正した本です。
人は差別なく、歳を追うごとに視力が衰えます。芸術家も同様に様々な眼病に悩まされています。深作氏は自ら現地を訪れ、作家の処方箋資料に目を通して、制作年代のわかる作品の眼病前後の違いや変化を解説しています。
通常の美術評論とは異なり、現役の世界的眼科外科医深作氏が医学的な見地に立って、芸術論をまとめた非常に興味深い書籍です。