このたび、Hideharu Fukasaku Gallery Yokohamaでは、2024年2月5日(月)より佐藤達也 「カリノアラワレ」展を開催致します。
佐藤達也の制作コメントとして、『古代の文字の造形を参考に作品を制作。今回は、題材となる文字の意味をできるだけ遠ざける(意識外に置く)。が、「感覚とか感情」(中島敦「虎狩」(1934))の濃淡=カリノアラワレは意識した。墨の色については、これまでの制作に引き続き、執拗に追究。黒あるいは彩色の書線が文字の意味以外の意味を含むことを理想とした。』と語る。文字(言葉)が持つ確立、限られた意味以上に、墨の濃淡やカタチから受ける感覚を表現したいと制作し続けているのだろう。
【作家略歴】
佐藤達也
書家。1990年栃木県生まれ。東京学芸大学教育学部書道専攻卒業。
平成生まれの書家コレクティブ「僕らの書展」主催(2009-2020)し国内外の展示や執筆をおこなう。
個展4回。
現在は栃木県内の高等学校で講師を勤めつつ、無所属で活動。
2014年公益信託國井誠海書奨励基金(第16回誠海賞)受賞。