このたびHideharu Fukasaku Gallery Roppongi では、12月2日(月)より三宅葵の個展を開催します。
三宅は2021年系列画廊にて開催された版画公募展「第10回FEI PRINT AWARD」にて大賞を受賞しました。三宅の個展は22年の大賞受賞者展から2年ぶりです。
三宅は日々撮影している自身の日常生活風景写真を、版画技法のシルクスクリーンで作品に展開しています。
撮り溜めた膨大な数の写真から、構図や影の形など、気に入ったものをタブレット端末に取り込みドローイングを作成、それをシルクスクリーンの技法で作品に展開します。ドローイングの際にモチーフの輪郭や影の形を簡略化し、色面をパズルピースのように組み合わせていきます。色面は全て異なる色で表現するため、シルクスクリーンの版と使う色の数はそれぞれ60~100に上ります。
大学院を修了し、現在は大阪を生活・活動の拠点にしている三宅。社会人になり、学生時代に作品に対して抱いていたこと・実現できることに違いを感じているが、それでも線と色面に対する意識は変わっていないと語ります。
今展では2022〜2024年制作の版画のほか、ドローイング・アートブックを紹介。表現の幅の広がりをご覧いただける展覧会です。
★12/7(土) シルクスクリーン ワークショップ開催(有料・要事前予約)★ 好きな版と色を組み合わせ、お手持ちのTシャツやバッグなどに印刷します。詳しくは、弊廊ホームページ>イベントをご確認ください。