このたびHideharu Fukasaku Gallery Roppongi では、安藤真司氏の個展「ドローイング、ガラス絵、版画」を開催致します。
安藤氏は東京藝術大学大学院版画専攻を修了後、銅版画を中心に繊細な描線で植物などを表現する作家です。その技術と表現は高く評価され、国内外の美術館で作品がコレクションされています。
安藤氏は自身が自然の中に身を置き、その中で体験したこと感じたことを、植物や昆虫、鳥などのモチーフに託して制作しています。
「自然の中に身を置くと、雨の音、森の匂い、そして秘かに息づく生き物たちの気配などに包まれていきます。自然は私を不可思議な世界へと導いてくれます。自然を肌で感じるような表現ができたらと思っています」と語る安藤氏。作品からは、作家の身近で息づく植物や生きものたちに向けた真摯な眼差しが感じられます。またその作品を鑑賞する私たちも自然の中に身を置き、心を洗われるような気持になります。
本展では銅版画をはじめ、制作の源泉ともいえるドローイング、ガラス絵なども紹介致します。