Hideharu Fukasaku Gallery Roppongi では、安藤真司氏の個展「ドローイング、ガラス絵、版画」を開催します。2015年弊廊オープン時より隔年で開催、今回で6回目の個展です。
銅版画を中心に作品を発表する安藤。繊細な描線で表される作品は国内外で高い評価を受けています。安藤が描くのは植物・昆虫や鳥など生物が中心です。自身が自然の中に身を置き、その中で体験したこと・感じたことをモチーフに託しています。不可思議な世界に自分を導く自然を肌で感じ取れる表現がしたいと作家が語るように、作品からは生命あるものたちに向けた真摯な眼差しが感じられます。
今回の展示では、銅版画を中心に透明感溢れるガラス絵のほか、新たな試みとしてこれまで描き続けてきたモチーフに人物を加えたドローイングを紹介します。
■安藤真司 Shinji ANDO
1960 岐阜県生まれ
1989 東京芸術大学大学院美術研究科 修了
1989~94 東京芸術大学版画研究室助手
文化庁芸術インターシップ(1996)、文化庁新進芸術家海外研修員(アメリカ・2010~11)
東京芸術大学非常勤講師(2005~08)、多摩美術大学非常勤講師(2020~24)、 東京学芸大学非常勤講師(2024) 個展・グループ展多数