このたびHideharu Fukasaku Gallery Roppongi では「村山之都‐NOWHERE‐」展を開催致します。系列画廊開催の「リアル展」に引き続き2 回目の出展、弊廊では初の個展になります。
今展について「ここではないどこか、またはどこにもない場所について描いた作品。断片的な風景の混ぜ合わせ、出会ったことのない人たちの活動の痕跡。どこにもないとは言ってみても私たちは知っているものしか描けないので、その風景の事柄については部分的にであれ何かを知っているはずであり、積み上げられた薪や並べられた石、針葉樹、雪渓、そして家族等々。蓄積された引用の群れを再構成しながら、経験のオリジナルを拾い上げる地図とその周辺のペインティングを展示予定。」とコメント頂きました。
実際にある風景やどこかで見たようなうろ覚えな風景…作家が断片的に組み合わせて制作された作品は他者と共有出来る世界が広がっており、鑑賞者をもその中に入りこませてくれます。
光と影を大事に色面的に描かれる作品は村山独特の立体感があり、全体に光を感じる作品は会場空間そのものも取り込んでくれることでしょう。是非ご高覧頂ければ幸いです。