Hideharu Fukasaku Gallery Roppongi では、2023年に系列画廊Hideharu Fukasaku Gallery & Museum (旧FEI ART MUSEUM YOKOHAMA)にて開催された平面作品公募展「第2回 FEI PURO ART AWARD(フェイ ピューロアート アワード)」にて大賞を受賞した陳柏欣(チェン ポーシン)の個展を開催致します。陳の個展は2024年2~3月開催「六本木アートウィーク 陳柏欣個展-南国の事情-」に続く弊廊2回目です。
台湾出身の陳は現在多摩美術大学大学院博士後期課程2年次に在学、日本画を専攻しています。学部より積極的に作品発表を行い、数々の公募展で受賞しています。今年で8年を数える留学生活の中で、日本の文化と社会を理解するに従い台湾への理解も深まっていったと言います。本展では故郷への思いなどをバナナやパパイヤなど果実・ソテツなどの植物に託した作品をはじめ、モチーフを大胆な構図と鮮やかな色遣いで描いた大作・小品21点を発表予定です。作品を通じて台湾への興味を深めてもらえればこれ以上の喜びはないと語る陳。是非ご高覧ください。
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■陳柏欣(Chen Pohsin) 台湾出身 2021 多摩美術大学絵画学科 日本画専攻 卒業 2023 多摩美術大学大学院美術研究科 博士前期課程 日本画専攻 修了 現在 多摩美術大学大学院美術研究科 博士後期課程2年 在籍
■展覧会ステートメント 近年、台湾の様々な事情が改めて注目を集めています。そして、自分は台湾人として、作品を通して、日本の友人に故郷の台湾を紹介する方法は、近年考え続けてきた自分への課題です。また、私の日本での留学生活も8年目に突入しました。日本の文化や社会を徐々に理解していく中で、故郷のこともより深く理解することができました。今回の展覧会「南国の躍動」では、南の島国である台湾の鮮やかさと活力を、バナナや鉄樹などを通して表現したいと思います。作品を通して、少しでも台湾に興味を持っていただけたなら、これ以上の喜びはありません。